血糖値測定器の種類と当院で取り扱っている商品の紹介

血糖自己測定器(SMBG)

糖尿病の治療は日々の血糖のコントロールが基本ですので、ご自宅でも血糖値の動きを自分で把握しておく必要があります。普段の日常の生活において、どのような食事をしたら血糖値が上がるのか、どれぐらいの運動をしたら下がるのかなど、ご自身で血糖値を確認できるようにしたのが血糖自己測定(SMBG)です。グルテストアイなどの商品があります。

グルテストアイ

血糖測定器:グルテストアイ

血糖自己測定(SMBG)は指先などから穿刺し、少量の血液を採取し、機器が読み込むことで、その時点での血糖値が数秒で表示される医療機器です。取り扱っている機種は医療機関によって異なりますが、当院ではグルテストアイなどの取り扱いがあります。
インスリン治療中の方、GLP1製剤の注射を行っている方は保険適応となります。
自費でも購入でき、手軽に使用できます。

フラッシュグルコースモニタリング(FGM)

現在の血糖測定では、測定時の値しか分かりませんが、フラッシュグルコースモニタリングは睡眠時も含め、24時間連続でグルコース値(ブドウ糖の濃度)を測定することができます。皮下に刺したセンサーが細胞の間質液中のグルコース値を持続して測定することで、1日のグルコース値の変動を知ることができ、血糖の変動や推移を線やグラフで分かりやすく表示されますので、血糖コントロール状況の全体像や傾向を容易に把握することができます。

Freestyleリブレ

freestyleリブレ

2017年9月1日から保険適応となり、インスリン使用中の方が対象です。
上腕の皮下に留置した細いセンサーにより、細胞の間質液中グルコース値を持続的に14日間測定します。
センサーにリーダーをかざしたときだけグルコース値が表示される医療機器です。装着したまま入浴できます。アラート機能はありません。

小型サイズのセンサーを上腕の後ろ側に装着します
センサーをスキャンすることで簡単に測定できます。
現在のグルコース値と8時間の履歴、血糖変動の傾向を示す矢印が表示されます。

持続グルコースモニタリング(CGM)

皮下に刺したセンサーが細胞の間質液中のグルコース値を持続して測定することで、1日のグルコース値の変動を知ることができます。
CGMには2種類あります。①プロフェッショナルCGMと②リアルタイムCGMです。

①プロフェッショナルCGM

freestyleリブレプロ(検査目的)

Freestyleリブレpro

上腕の皮下に留置した細いセンサーにより、細胞の間質液中グルコース値を持続的に14日間測定します。
検査目的で使用します。センサーは上腕に2週間つけたまま、いつも通り生活していただけます。
2週間装着したあと、医療機関でデータを取り込みます。
2018年12月1日から保険適応となり、インスリン使用中の患者さんが対象です。

②リアルタイム(パーソナル)CGM

DexcomG4 PLATINUMシステム

DexcomG4 PLATINUMシステム

腹部にセンサーを取りつけます。1個のセンサーで7日間使用できます。専用のモニター画面に間質液中のグルコース値がリアルタイムに表示され、血糖の変動傾向を見ることができます。
血糖値とセンサーグルコース値の誤差を少なくするために1日2回以上の血糖測定を行いモバイル機器に入力する必要があります。
高め・低めアラート設定ができます。センサーグルコース値55mg/dL以下は低値アラームでお知らせします。

ガーディアンコネクト

ガーディアンコネクト

腹部にセンサーを取りつけます。1個のセンサーで6日間使用できます。
iPhoneなどのモバイル機器にガーディアンコネクトアプリをダウンロードして使用します。
(アプリ対応のモバイル機器に限定されます)
モバイル機器の画面に間質液中のグルコース値がリアルタイムに表示され、血糖の変動傾向を見ることができます。
血糖値とグルコース値の誤差を少なくするために1日2回以上の血糖測定を行いモバイル機器に入力する必要があります。
高・低グルコースアラート、予測アラートなど細かく設定できます。
センサーグルコース値55mg/dL以下は低値アラームでお知らせします。


インスリンポンプ療法(CSII)

ミニメド640G システム

ミニメド640G システム

1型糖尿病の方が対象です。
皮下に留置したカニューレを通してインスリンを持続的に注入する方法です。
基礎インスリンの設定や、食事に合わせた追加インスリン注入などをボタン操作で行えます。

SAP療法(インスリンポンプ+CGM)

ミニメド640Gシステム+持続グルコースモニタ(CGM)

ミニメド640G システム+持続グルコースモニタ

1型糖尿病の方が対象です。
インスリンポンプにCGM機能を合わせたもので、グルコース値をポンプの画面に表示し、高/低アラート機能や、基礎インスリンの自動一時停止機能(スマートガード)などがあり、きめ細やかな設定が可能です。

糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師・管理栄養士が、患者さんのデータをもとに話を聞きながら、よりよい生活がおくれるようサポートしてきます。
詳細をお聞きになりたい方は、主治医又は看護師にご相談ください。
また、インスリンポンプ、SAP療法中の方で当院に初めて受診される場合は一度ご連絡いただき、紹介状をお持ちください。

⇒SAP参考資料「インスリン治療中の患者さんとご家族の方へ 進化するインスリン治療法の選び方

スマートガードとは

スマートガードのイメージ

スマートガードとは、センサグルコース値が事前に設定した下限値に近づくと基礎インスリンを一時停止・センサグルコース値が回復すると自動的に再開する機能です。

当院ではインスリンポンプ療法2名、SAP療法7名(2020年1月現在)

糖尿病についての説明、当院の糖尿病の治療方針については下記をご参照ください。
(リンクをはる)

・血糖値とインスリンの関係
・高血糖になる2つの原因
・糖尿病のタイプ
  1型糖尿病
  2型糖尿病
境界型糖尿病、糖尿病予備軍について
・高血糖症状
・糖尿病の合併症
  細小血管障害・・・糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害 
  大血管障害
・糖尿病の治療
 食事療法
 運動療法・・・作成中
 薬物療法
  経口血糖降下薬、GLP-1受容体作動薬、インスリン、糖毒性、自己注射について