禁煙外来

禁煙外来イラスト

タバコの害に関しては発がん作用が有名です。肺がんの発症リスクは喫煙者と非喫煙者と比べて男性で4.5倍、女性で4.2倍に増えると言われています。また副流煙による影響として、喫煙男性の妻の肺がん死亡率は、非喫煙男性の妻より明らかに高く、夫の喫煙量と共に高くなることが知られました。これは非喫煙者男性の妻に比べ、1.3~1.5倍のリスクがあると言われています。つまり喫煙は本人だけでなく家族の健康も脅かします。

肺癌の他に咽喉頭、食道、胃、肝、すい臓、膀胱、子宮のがんが喫煙により多くなることは科学的に証明されています。がん以外にもCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)が挙げられ、呼吸機能を悪化させることはご存知の方も多いと思います。

また虚血性心疾患の発症リスクにおいて、喫煙者は非喫煙者と比べて男性で2.9倍、 女性で3.1倍に増えます。やはり喫煙本数が増えるとリスクも増えます。また肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症のうち3または4疾患を合併すると、なんと31.3倍の罹患率になる統計もありますので、このような基礎疾患をお持ちの方はより禁煙が重要となります。 当院ではチャンピックスという内服薬を用いた禁煙外来を行っています。禁煙をご検討の方はご相談ください。

禁煙治療を保険で受けることができる条件

禁煙治療を保険で受けることができる条件は、以下の5項目をすべて満たすことです。

  • 直ちに禁煙しようと考えていること ※誓約書をご記入していただきます
  • スクリーニングテスト(TDS)によりニコチン依存症と診断(TDS が5点以上)されること(下記※)
  • ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること
  • 禁煙治療を受けることに文書で同意すること
  • 過去1年以内に保険を使った禁煙外来診療を受けていないこと

初回診察から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に診察を受けて頂きます

ニコチン依存症の診断テスト

項目
はい
1点
いいえ
0点
自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか。
禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
禁煙したり本数を減らそうとしたときに、たばこがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
4でうかがった症状を消すために、またたばこを吸い始めることがありましたか。
重い病気にかかったときに、たばこはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
たばこのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
たばこのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。*欄外 注) を参照してください。
自分はたばこに依存していると感じることがありましたか。
たばこが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
合計

注) 禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。